ケアプランとは?構成と作成の流れを図解で解説

📖 リハ職のための用語集 #05

ケアプランとは?

本人の望む暮らしを実現するための設計図

一言でいうと

ケアプランとは、介護保険サービスをいつ・どこで・どれくらい使うかを整理した計画書のことです。

本人の希望と課題をもとに、ケアマネ(または地域包括のスタッフ)が作成し、関係者全員で共有します。サービスの「設計図」にあたります。

bot’s メモ

リハの目標が「本人の望む生活」にちゃんとつながってるか、ここで確認できるよ。

1. ケアプランの種類

大きく3種類に分かれます。

種類対象作成者
居宅サービス計画在宅の要介護1〜5の人居宅介護支援事業所のケアマネ
介護予防サービス計画要支援1〜2の人地域包括支援センターの保健師等
施設サービス計画特養・老健・介護医療院の入居者施設のケアマネ

2. ケアプランの構成(図解)

ケアプランは「第1表〜第7表」で構成されます(居宅サービス計画書の場合)。特に本人・家族・リハ職が押さえたいのは第1表〜第3表です。

ケアプランの主な構成 第1表:居宅サービス計画書(1) 本人・家族の希望/総合的な援助の方針 「どんな暮らしをしたいか」が書かれる 第2表:居宅サービス計画書(2) 生活課題/長期・短期目標/サービス内容 リハ目標はここに反映される 第3表:週間サービス計画表 1週間の過ごし方とサービスの配置 リハの曜日・時間もここに載る 第4表〜第7表 担当者会議・モニタリング・利用票等 記録・実績の部分 流れ:希望→課題→目標→サービス→記録・評価 どの用紙も全てつながっている
ケアプラン第1表〜第7表の構成イメージ
第2表の「長期目標/短期目標/サービス内容」の欄には、リハの目標と具体的な支援内容が書かれます。リハ実施計画書との整合性を意識しましょう。

3. 作成の流れ

  1. アセスメント:本人・家族の希望と課題を整理
  2. 原案作成:ケアマネが目標とサービスを組み立てる
  3. サービス担当者会議:関係者で内容を確認・合意
  4. 本人・家族の同意:署名・押印で正式なプランに
  5. サービス開始 → モニタリング:定期的に見直し
bot’s メモ

ケアプランは「作って終わり」じゃなく、定期的にアップデートされる生き物なんだ。

4. リハ職が知っておきたいこと

① リハ目標をケアプラン目標と整合させる

リハ実施計画書の目標がケアプラン第2表の目標と食い違うと、本人・家族が混乱します。「同じ方向を向いている」ことが現場での信頼につながります。

② セルフケアプラン/家族作成もある

ケアプランは本人・家族が自分で作ることも法律上可能です(セルフケアプラン)。ただし実務上の負担が大きいため、ケアマネに依頼するのが一般的です。

③ プランを見れば生活が見える

第3表の週間サービス計画表を見ると、本人の1週間の過ごし方が一目でわかります。退院後の支援を考える際の貴重な情報源です。

5. よくある疑問

Q. ケアプラン作成に費用はかかる?

A. 居宅介護支援・介護予防支援ともに、本人の自己負担はありません(介護保険から全額給付)。

Q. 希望どおりのサービスが入らないのはなぜ?

A. 区分支給限度基準額の上限、地域の事業者の空き状況、医師の意見などにより調整されるためです。

7. 公式情報・参考リンク

免責事項:本ページは学習用コンテンツであり、医学的・法的助言ではありません。様式・運用は改正により変わる場合があります。実際の利用・作成は、最新の厚生労働省公表資料および担当ケアマネージャーにご確認ください。

最終更新日:2026年4月18日