地域包括支援センターとは?4つの業務を図解で解説

📖 リハ職のための用語集 #06

地域包括支援センターとは?

高齢者の「まちの総合相談窓口」

一言でいうと

地域包括支援センターとは、高齢者やその家族が生活の困りごとを何でも相談できる、市町村が設置する総合相談窓口です。

保健・医療・福祉の3職種がチームで関わり、地域の高齢者を支える地域包括ケアシステムの中核を担います。

bot’s メモ

「どこに相談したらいいか分からない…」となったら、とりあえず地域包括。迷子の高齢者を受け止めてくれる存在だよ。

1. どんな役割?

地域包括支援センターは、概ね65歳以上の高齢者とその家族を対象に、介護・医療・生活全般の相談を無料で受け付けます。原則として中学校区に1カ所程度の密度で設置され、全国に数千カ所あります。

介護保険の申請サポート、介護予防ケアプランの作成、虐待対応、医療と介護の連携など、高齢者の生活に関わる幅広い領域を扱います。

2. 4つの主業務(図解)

地域包括支援センターの業務は大きく4つに整理されます。

地域包括支援センターの4つの業務 地域包括 支援センター ①総合相談支援 どんな困りごとも、まず受けとめる 適切な窓口・サービスにつなぐ ②権利擁護 高齢者虐待・消費者被害・成年後見 尊厳ある生活を守る ③包括的・継続的ケアマネジメント ケアマネの支援・研修 地域のケアマネの質を底上げ ④介護予防ケアマネジメント 要支援1・2のケアプラン作成 総合事業とも連動
地域包括支援センターが担う4つの主な業務

3. 3職種体制

地域包括支援センターには、原則として次の3職種が配置されます。専門性を持ち寄り、チームで対応するのが特徴です。

職種主な担当領域
保健師(または経験ある看護師)健康・医療面、介護予防
社会福祉士権利擁護、虐待対応、福祉的相談
主任介護支援専門員(主任ケアマネ)ケアマネ支援、困難事例の調整
bot’s メモ

3職種チームなので、「誰に相談するか」に迷ったらセンターに電話するだけでOK。適切な担当が出てきてくれるよ。

4. リハ職が知っておきたいこと

① 退院時の連携窓口になる

入院中の利用者を退院後も支えるには、地域包括支援センターとの連携が近道。特にケアマネがまだついていない高齢者の場合、地域包括が次のステップを案内してくれます。

② 介護予防の現場と近い

要支援者の介護予防ケアマネジメントや、総合事業の通いの場などは地域包括が関わります。予防・フレイル領域に関心のあるリハ職は連携メリット大。

③ 家族支援の入口としても使える

介護している家族の相談・虐待リスクなど、本人以外の支援にも対応します。退院時に「家族が疲弊している」と感じたら地域包括へのつなぎが選択肢です。

5. よくある疑問

Q. 利用に費用はかかる?

A. 相談は無料です。運営は市町村の介護保険事業から行われており、本人負担はありません。

Q. どこにあるか調べるには?

A. お住まいの市町村HPや「介護サービス情報公表システム」で検索できます。病院の医療連携室経由でもつないでもらえます。

7. 公式情報・参考リンク

免責事項:本ページは学習用コンテンツであり、医学的・法的助言ではありません。業務内容・設置状況は制度改正や自治体の運用により変わります。実際の利用は、最新の厚生労働省公表資料およびお住まいの市町村窓口/地域包括支援センターに直接ご確認ください。

最終更新日:2026年4月18日